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「『罪と罰』を読まない」(岸本 佐知子・三浦 しをん・吉田篤弘・吉田 浩美) [小説]

 例のNHK「ひるまえほっと」の月一のブックレビュウで、中江有里氏が紹介していたのでこの本の存在を知った。

『罪と罰』を読まない

『罪と罰』を読まない



 私は「設定の勝利」という言葉をフィクションについての出来の評価の尺度として(他に人物造形や、プロット展開の妙、描写力などとともに)よく使うのだが、ノンフィクションに対しては普通使わない。そういう場合は「企画の勝利」とか「アイディアの勝利」でいいのではないか? で、この本もノンフィクションの一種なので、「企画の面白さ」を称揚すればいいのだろう。つまり要するになんとも珍妙でヘンテコな時空間が開けていて、面白かった、と。

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「りゅうおうのおしごと!」(白鳥 士郎) [小説]

「下読み男子と投稿女子」などとともに、例の2015年ラノベ・ベスト3の一つに挙げられていた作品で、読もうと図書館で予約したが、長く待たされやっと入手。

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

 作者は「のうりん」というヒット作(アニメ化もされた)の原作者の白鳥士郎。ちなみに「のうりん」は某農村の村おこし事業に採用?されて、実直な農民のおじさんおばさんの前でエロさ全開上映されて物議をかもしたというのは記憶に新しい。

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タグ:ラノベ
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「ジニのパズル」(崔 実) [小説]

いわゆる「文芸誌」などというものはまず買わないのだが、例外的に買ったのは、毎日新聞(5/8)の書評面の〈雑誌紹介〉ベタ記事コーナーに載った新人賞受賞作の紹介文↓に心惹かれたためだ。

>青山七恵、高橋源一郎、多和田葉子、辻原登、野崎歓という、作品傾向や嗜好も違う五人の選考委員がこぞって絶賛している…
>日本生まれの在日韓国人の少女ジニは、日本学校から朝鮮学校に転校、『ブッシュ大統領がイラク派兵』をしている頃、ハワイ、そしてオレゴンへと「たらい回し」にされる。この少女の反逆と再生の物語にとりわけ熱い高評価を与えている辻原は、ジニを『罪と罰』のソーニャ、伝説のアーサー王、ハックルベリーらになぞらえながら読み解く。選評だけでも大変な読み応えだ。

というわけで、この小説が全文掲載されているこの雑誌を買いに走ったのだった。

群像 2016年 06 月号 [雑誌]

群像 2016年 06 月号 [雑誌]



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「離陸」(絲山 秋子) [小説]

この作家の作品を読むのは初めて。

離陸

離陸



 この作品はジャンル横断」、と池澤夏樹氏は毎日新聞の書評欄(2014.11.2)で言った。なるほど確かに、ミステリ(スパイもの・暗号解読もの)のようでもあり、SF(タイムトラベルもの)のようでもあり、お仕事小説(国交省のダム管理現場)でもあり、パリを舞台にした恋愛小説でもあり……、読んでて何じゃこりゃ!?どういうスタンスで読めばいいのだ?となったのは事実だ。かなり意表をつく小説と言える。

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「鳩の撃退法」(佐藤 正午) [小説]

2015年の第6回山田風太郎賞受賞作。上下2巻900頁超の大作。
佐藤正午の小説では、随分昔に「Y」(タイムスリップテーマで時間軸の分岐点を表す)を読んだことがあるが、内容は殆ど憶えていない。

鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上



厚さの割にはリーダビリティが高く、(遅読の私としては随分と)早く、1週間ほどで読み終えた。

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「世界はゴ冗談」(筒井 康隆) [小説]

最近2010〜15年にかけて書かれた作品を集めた短篇集。発表媒体は「新潮」「文學界」「群像」と殆どいわゆる純文学雑誌で(例外は「yomyom」と「小説新潮」へ載せた2作品のみ)、「SFマガジン」への掲載作は一作もない。つまり、これはSFとして書かれたものではない。純文学作品なのだ。

世界はゴ冗談

世界はゴ冗談



とは言え、

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タグ:SF
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「雨の裾」(古井 由吉) [小説]

昨年8月に読んだ「鐘の渡り」に形式的(連作集)にも内容的にも続く作品。その世界はますます深まっている。

雨の裾

雨の裾



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タグ:老境小説
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「下読み男子と投稿女子―優しい空が見た、内気な海の話。」(野村 美月) [小説]

♪ラノベのようでラノベでない、ベンベン
ラノベの下読み作業、さらにはそれを突破するための新作ラノベの書き方を描いたラノベ、何を言ってるのかわからねーと思うが、つまり《メタラノベ》。

下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫)

下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫)



 この作家の作品は初めてではなく、文学少女と死にたがりの道化」という割とヒットしたらしいのを読んだことがあるのだが、内容はまっっっっっったく憶えていない(もしかしたら途中で止めたのかもしれないがそれすらも憶えていない)。つまりツマらなかったのだが、そんな作家の作品をなんでまた今回読んだのか?

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