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「悪魔の右手」(ポール・ホフマン) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]

ちょうど1年前に読んだ第一巻の「神の左手」の続編を図書館で借りられたので読んだ。「神の〜」「悪魔の〜」と来れば、第三巻のタイトルはどうなるんだろう?と気になる。次は「人の〜」となりそうだが、それに付く「〜」がわからない。

悪魔の右手

悪魔の右手

  • 作者: ポール・ホフマン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/07/18
  • メディア: 単行本



 またしても分厚いが読みやすい。が、展開はやや冗長でいまいち面白さには欠ける。主人公の少年ケイルが「神の怒りの具現化」という神秘的な意匠をまとって指揮官となって行われる2つの大規模な戦いがメインで、戦術的な話が主の展開。しかし、いつの間に少年ケイルが兵法を会得したのか不自然である。こういうストーリーなら当然「三国志」を連想するのだが、そこからの影響があるとも思えない。作者は「孫子」も読んでいないのではないか? それにしても悲惨な虐殺描写の多いこと、一体何万人が死んでるのか…。
 一方で、メシアの高位者ボスコが教皇になるための野望の策謀が描かれる。こっちの方が興味深い。

 相変わらず、世界構築は「いい加減」でご都合主義的である。様々な戦闘的少数民族が出てきてその習俗が興味深いが、山賊だったり、異様に凶悪だったり、狂信的だったりと絵に描いたようにマンガ的である。地理的な描写も曖昧で、ヨーロッパのどの辺になるのかさっぱりわからない。「ドル」などという貨幣単位も出てくるのは前作(のメートル)と同様。

 貴重な(残り少ない?)読書時間をこういう作品に費やしていいのか?という疑問がなくもないのだが、乗りかけた舟、三巻が出たら多分読むことになるだろう。
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