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「夏草の記憶」(トマス・H. クック) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]

8月以降にベッド車椅子に縛りつけられた生活に移行した結果、読書量は激減してしまった。ベッド(あるいは車椅子)上で起きている時間は全て読書に費やせて十分読書時間は取れるだろうに、と思われるだろうが、違う(ヘルパー介護に必要な吸取り紙用新聞紙を順調に供するため、毎日の新聞を〈新聞〉のまま〈後で読む〉状態に置いておくことが許されなくなり、毎日その日の新聞はすみやかに《新聞紙》に変換しなければならず、一通り丹念に読む私のかなりの可処分時間を費消するに至ったのだ)。

それでもそれなりには本も読もうと思った(それでなければ闘病の意味がほぼ失われる)。
図書館から借り出すことが困難になったので、借りてあった本は全部返し、予約登録してあったのは全てキャンセルした。1年近く待ってやっと順番が回ってきそうになっていたものも幾冊かあって泣く泣く…である。そして、家の中にある膨大な量の積ん読本から読む本を選ぶ事にした。本来借りてまで読むのではなく、元々こちらの消化からやるべきだったのではあるし。

で、適当に漁ってこの文庫本を選び出した。他意はなく殆んど行きあたりばったりの選書である。車椅子に乗った体勢でも手の届くところにあったのが実は大きかったりする。

  クックについては、大昔「緋色の記憶」を読んだことがあり、内容こそきれいさっぱり忘れているが、重厚な読後感で感銘を受けた記憶はある。池上冬樹氏が「クックを読まずして現代小説を語ることはできない」「クックを知らぬ人は小説ファンではない」などと、これまた大袈裟に推しているのだが、その言葉も頭の片隅に残っていた。

夏草の記憶 (文春文庫)

夏草の記憶 (文春文庫)


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がん闘病の現況つづき・7(2016.8) [セカンドライフ]

前回でかなりの風雲急を告げ始めてはいたが、それ以降の動きは急だった。いちいち書いていられないほどだった。そのためだいぶ間が空いてしまったが、この間の変化は大きい。日々の進展が激しすぎてその対応と受容に手間暇と労力がかかって今日まで書く余裕が無かった。どーなっているのかヤキモキさせてしまった人たちには申し訳ない。前回以降の動きを順を追って書こう。

 痛みの強さは日を追って上昇していた。歩くだけでも痛みが強くなっていた。

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タグ:大腸がん
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「『罪と罰』を読まない」(岸本 佐知子・三浦 しをん・吉田篤弘・吉田 浩美) [小説]

 例のNHK「ひるまえほっと」の月一のブックレビュウで、中江有里氏が紹介していたのでこの本の存在を知った。

『罪と罰』を読まない

『罪と罰』を読まない



 私は「設定の勝利」という言葉をフィクションについての出来の評価の尺度として(他に人物造形や、プロット展開の妙、描写力などとともに)よく使うのだが、ノンフィクションに対しては普通使わない。そういう場合は「企画の勝利」とか「アイディアの勝利」でいいのではないか? で、この本もノンフィクションの一種なので、「企画の面白さ」を称揚すればいいのだろう。つまり要するになんとも珍妙でヘンテコな時空間が開けていて、面白かった、と。

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がん闘病の現況つづき・6(2016.7) [セカンドライフ]

前回からだいぶ間が空いてしまった。その間、「便りのないのは無事の知らせ」と言う諺よりも、そのパロディネタの「便りのないのは死んだ知らせ」の方に近い状態にあった。
 つまり悪い方に転んでいたのである。書く余裕がなくなるほど悪化していた、というわけではない(その証拠に、その間も沢山他の記事は書いている)。いい話ではないのであまり書く気力がわかなかった、というのが正直なところ。そう! つまりここへ来て急速に癌が悪化しつつあるのだ。

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タグ:大腸がん
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「ヒトでなし」(京極 夏彦) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]

京極夏彦を読むのは久しぶり。この作品は前もって借りようと思っていたわけではなく、図書館の棚にあったのを発見したもの。

ヒトでなし 金剛界の章

ヒトでなし 金剛界の章




 怪奇ではなく、現代もの(の方が私の好みに合っているような…「死ねばいいのに」が良かったように)。この作品では怪奇的現象は起きないが、タイトルからも察せられるとおり、かなり突飛な状況ではある。さすがは京極。

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最近観た映画感想まとめて13本(2016第2四半期) [映画]

 2016年4〜6月に観た映画。

「リップヴァン・ウィンクルの花嫁」「ちはやふる・上の句」「ルーム」「獣は月夜に夢を見る」「マジカルガール」「グランドフィナーレ」「ちはやふる・下の句」「スポットライト 世紀のスクープ」「ヒーローマニア」「海よりもまだ深く」「ズートピア」「帰ってきたヒトラー」「FAKE」

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「神秘」(白石 一文) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]

 白石一文という作家は以前(9年前)「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」を読んで呆れてしまい、その後金輪際読む気は起きなかったのだが、事情が変わった、とでも言おうか?

神秘

神秘




 この小説のテーマが末期がん患者の延命策を求めての探索という、とても「身近に感じられるもの」であったのだ。しかし、読む前から、(タイトルからして)超常現象が起こりそうなファンタジー風味を醸し出していたので、ちょっと迷った。そんなバカバカしい物を読んでいる暇はないではないか?とも思った。がん関連ならば治療法や生活規範などについてのまっとうな論理を展開している良書がいっぱいあるだろうに、そんな理論書とも実用書ともつかぬ、いやエンタメであることは最初からわかっているこの小説を読む意味があるのか?と。しかも作者は一度見放した作家である。
 しかし好奇心に負けてしまった、といったところか。勿論自腹で買って読む気はしないので、図書館で借りて読んだのだが。

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「定年後に読みたい文庫100冊」(勢古 浩爾) [ノンフィクション]

勢古浩爾の「定年後」シリーズ第4弾。

文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)

文庫 定年後に読みたい文庫100冊 (草思社文庫)



このシリーズ(とまで言えるのか? ちなみに第3弾の「さらなる定年後のリアル」は未読)、以前から本の話題が多かったのだが、ついに全編本の話ばかりのブックレビュー集(しかも文庫本限定特化してのもの)となった。

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